本日は分散登校の2日目、中1から高3まで、各クラスの出席番号偶数の生徒が登校している。
中学校の教室をのぞいてみると、1年生の皆さんが元気に活動していた。
今回の臨時休校の反射的効果として、情報通信技術(ICT)教育の必要性を痛感したことは確かである。また、全国的に「やればできる」的に家庭学習用のコンテンツ開発が驚くほど進んだことも事実であろう。 臨時休校は「GIGAスクール構想」の推進に拍車をかけることになるかもしれない。
が、しかしである。
あくまでもそれは、従来型の「集団の中での学び」があってのものではないだろうか。 従来型の学校に固執する石頭だと非難されるかもしれないが、やはり、成長過程において「集団の中での学び」は必要である。そこに生じるリスクを限りなく取り除くのも吾輩たち学校の使命であろう。
吾輩は、デジタルコンテンツやオンラインの指導を否定しない。それどころか大いに推進したいと考えている。それによって救われたり、成長を促される生徒も多いことだろう。 しかしながら、どれほど便利なものであっても「完全」はない。デジタルとアナログは使い分けて、使いこなしてこそ意義があると思う。両極に走るのではなく、場合分けが大切なのである。
休校中にデジタルコンテンツで学びを進める生徒さんと、本日、教室にて仲間とともに笑顔で学びを進める生徒さん、その両方を見て、ふと感じたことである。
本日はここまで。
今日の招き猫は、ちぎり和紙の猫である。医療従事者や教育関係者、そして、すべてのお仕事に様々なご苦労の上、取り組んでいらっしゃる皆々様への福招きを拙に願うのである。
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